□柴咲コウ
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invitation

唄 柴咲コウ


うだるような地も静まり ほの暗い日の出まえ
いつもの通り道で
待ち合わせ
みんなでしよう

“夏だから”ボーダーか
焼けた肌かワンピース
個性はないけれど
可愛くてうらやましい

みんな前 見てるすきに
ぎゅっと
手をひいてほしいんだ


路面電車に乗り
どこまで走り抜けよう?
どうせ海岸か
そこらあたり
花火でもしましょう
手に持ってはいけないのに
振りまわし 気を引く
よくある
構図(けしき)がアツイ



去年の誕生日には
黒いTシャツをくれた
わざと穴があいてる
袖をとおしてみようか

今年は“なにがいい?”
したたか応えられず
見つめてくれている
ことに満足している

どこから恋になったのか…
痩せた身体を抱き締めて


懐しのラムネは
「?(はてな)」味
でも美味しい
甘いくせに
潔(いさぎよ)くて好き
口の中で
あばれ弾(はじ)けとぶ
カプセルたち
なんにも出来ない
僕の気持ちの表れ


―また みんなでこよう
―きみなしでもへいき
たまに不健康に
朝まで忘れるのもいいね
たまに健康的に
朝思い出すのもいいよ


きっと電車に乗り
君だって
来てくれるでしょう?
書き途中の
coolなinvitation
最高の音と生まれた
この日利用する
歌い足りないだから
まだ帰らない―
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