いのりのことば
こちらは皆さんの詩置き場です。皆さんの思いの縁を書き込んで下さいo(^-^)oただし中傷、イタズラ、業者はお断りします
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12/21(Sun) 23:03
雨と希望の狭間。
揚羽蝶
降り続く雨は
僕の心をひたすらに冷やしていく
瞳から溢れる涙を判らなくして
どうしようもない感情を
闇に押し込める。
土の筈だった泥に足を捕られ
身体中が黒く染まった。
雨で流れる筈なのに
中々落ちない黒い染み。
取ろうと必死にもがいて
余計に酷くなる。
それを心地いいと感じてしまう僕は
堕ちるところまで
堕ちたのだろうか。
I'm Corruption.
But,I cannot help hoping your happiness.
Eternity….
END
英訳
僕は堕落した。
でも、望まずには居られない、君の幸せを。
永遠に…
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12/21(Sun) 00:44
守りたかったもの
揚羽蝶
君を、守りたかっただけ。
汚い世界から、君を。
だけど。
僕が躍起になって君を守っている間に、
君は消えてしまったんだ。
守る事に夢中で、
肝心の君を見ていなかった。
汚れた世界に足を踏み入れたく無かったのは。
僕なのかもしれない。
世界の全てを受け入れて。汚い所も綺麗な所も。
それが出来たのは、
守られていた筈の
君だった。
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12/16(Tue) 22:53
箱
揚羽蝶
鍵が掛けられた箱の
中を見てみたくて、
鍵を壊そうとする僕を
止めようとしたのは何だったんだろう。
壊れた鍵は崩れ落ちて、
開いた箱は真っ黒だった。
開けなければ良かった。
思ったけれどもう遅い。
好奇心の塊だった僕の心は、
濁った夜に足を捕られて、
深い水底に沈んでいくのだ。
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12/15(Mon) 22:02
流れ星
揚羽蝶
流れ星が光った瞬間、
僕の目の前は真っ白になった。
願い事を呟く事を忘れて、僕は立ち尽くす。
呼吸する事まで忘れていたかもしれない。
無性に息が苦しくなって、はっと我にかえると
いつの間にか僕は
しゃくり上げていた。
なんだか訳が解らぬまま、
ただ濡れていく頬に
乾いた風が吹き抜ける。
ふうっとついた溜め息は
白い水蒸気となって
満天の星空のなかに
消えていった。
ああ、願い事をするのを忘れた。
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12/14(Sun) 21:17
血。
揚羽蝶
真っ赤で、真っ赤で。
視界の全てがそれに呑まれた時
一体僕はどうなって居るのでしょう
感情迄紅く染まり、狂気に踊らされて居るのでしょうか?
それとも、
そんな自分を嘆いて悲劇のヒロインでも演じて居るのでしょうか?
僕の心は強くないから。
そう思っている事も、
愚かだからこそなのかもしれない。
何処からか流れだしたそれはどす黒く固まってしまうというのに。
固まってしまう前に
誰かに拭って欲しいなんて浅はかな希望は
夜明けの鐘と共に消えれば良かったのに。
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