いのりのことば

こちらは皆さんの詩置き場です。皆さんの思いの縁を書き込んで下さいo(^-^)oただし中傷、イタズラ、業者はお断りします

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05/13(Wed) 22:00

揚羽蝶

草原の上を滑る風に

あやふやなテンポで踊りだす人形たち

くるくると回転する木馬はいつかメリーゴーランドの中の一つになるのだろう

星は輪を描きながら誰も居ない地上の端っこにゆっくりと消えてゆく

でもその世界に僕は居ない
見えてはいるが感覚がない

劇を客席から観るように。

走りだした君は七色の川を渡り僕の方へ向かってくる

そして目の前で消えた



ああ、これが夢だったら

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04/19(Sun) 21:35
夜空
揚羽蝶

冬よりは空気が澄んでないから

朧気に見える星たち

温い闇に包まれていると

自分が何なんだか解らなくなる


凍てつくような寒さだったら

君をちゃんと突き放せるのに

最後にジャケットを手渡して

「さよなら」って言って走りだせたのに。


こんな中途半端に暖かかったら


もう少し温もりが欲しくなるだろう

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04/11(Sat) 22:42
カカオ99%
揚羽蝶

甘ったるい香りに騙されて


飛び込んだ砂糖の塊に



全て溶けるような錯覚を見る



胸やけが止まらないのは甘さのせいにして



君を至近距離で感じる




こんな僕を誰かが嘲笑(わら)うだろうか


“弱い奴からすぐ堕ちる”



夢から覚めると同時に絶望を思うのは



隣に君が居ないから



微かな残り香に身を寄せるだけ



朝日に無視を決め込み



夜を待ち焦がれながら




何かが僕に囁く


“出会わなかったほうが良かった”



そうかもしれない、と



呟く声は震えていて

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02/18(Wed) 22:19
擦れ違う
揚羽蝶

触れそうで触れなかった手は

そのまま他人へと重ねられていくのだろうか

気持ちが溢れていくのは

嘘だと言って誤魔化して

擦れ違った道の中で

ぶつかったのは煙草の煙


表情一つ変えることのない二人の心は

様々な感情に流されて

強がりと悲しみと
それより強い

愛してる

その愛情までも押し退けて
横を素通りしていくのは

離れてゆく原因とも知らずに

相手を気遣い道から避けているから

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02/05(Thu) 22:55
夜に
揚羽蝶

何も見えぬ景色に

黒く滴る夜の色

儚い幻求めては

消えていくのと笑いつつ

涙流して苦しむの?

愚かだと思いながら

裏腹に刻んだ深い傷

癒す言葉を紡ぐような

吐息は雨露の向こうへ

飽くることのない切なさ 決して来ることのない明日を

その瞳が拒むなら

手を差し延べてあげよう

触れた所から消えていく

涙も感情(こころ)も全て

せめて

最後は

優しい微笑みに触れられるように

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