忍たまテキスト1

□長所
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**一言-小平太-**

「こへー!」
「お!いさっくん!もう大丈夫か
?」
「うん。おかげさまで。隣いい?」
「おー!屋根の上は風が気持ちいいぞ!おっこちるなよ!」
「大丈夫。あー、ほんとだ気持ちいい…」
「だろ!」


「昨日は助けてくれてありがとう。こへが飛び込んでくれてなかったら僕あのまま激流に流されて行方知れずだったよ」
「いさっくんはうっかり不運だからな!鳥が助かってもいさっくんが助からなかったらわたしは鳥を恨んで食っていたところだ」
「わぁ…それは困るなぁ…」


「こへ」
「なんだ?」
「こへが崖から引っ張りあげてくれた時の励ましの言葉、とっても嬉しかったよ」
「あー、なんだっけ?夢中で泳いだから覚えてないな」
「覚えてないならいいや。それが言いたかっただけだから」
「ならよし!そろそろ飯にしよう!奢ってくれ!」
「分かってるって。」






「いさっくん大事ないか!」
「…ぁ…」
「いさっくん!わたしが言う事をしっかり覚えておけ!いいか、」


『帰るまでが 遠足だぞ!』





「ぶっ!ははははは!」
「わっ!な、なんだいきなり…そんなに肉じゃがが面白かったか?」
「ちょっと昨日の事を思い出して…ははは!」
「変ないさっくんだな」



……………………
「生きろ」と言われてもプレッシャーになるし、「しっかりしろ」と言われても意識は朦朧とするし。
ならば全然関係ない言葉で笑いに持ち越す方が死ぬかもわからない人間に餞できるし(酷い)死に怯えてる人は気が抜けて楽になれるんじゃね?と思いました。
もちろんこへにとっては必死の訴えでしたが。
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