真っ直ぐな瞳に

□ブルーアイの人
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問題です。私は今何をしているのでしょうか?

@迷子
A迷子
B迷子




C迷子



何でこんなことに・・・


『はぁ・・・』



それは遡る(サカノボル)こと20分前・・・








〜〜〜〜〜〜〜


国「それはだめだ。」

『どうしてですか。』

国「なまえはまだこのあたりを知らなさすぎる。」

『どこでも同じだと思います。』

国「また迷子になりたいのか。」

『なりたくないし。なりません。』


すごく静かに燃え上がる炎。
なまえもかなり怒っている。



『私は街を見に行きたいのです。』

国「だからそれは俺の部活がないときに・・・」
『一人で行きたいのです。』

国「危険だと言っているのがわからないのか!」



国光が声を張り上げたことに驚いて肩を揺らす。
だがその言葉を引き金になまえの中で何かがはじけた。




『国光さんには関係ないじゃないですか!!』




国光は固まった。

なまえはお財布をつかんで家を出て行ってしまった。




国光は動けない。

〜国光さんには関係ないじゃないですか!!〜

この一言にかなりのショックを受けた。


国「関係、ないか・・・」



言葉に出たのはそっちだが、最も胸を押しつぶされそうになったのは


【国光さん】



その一言だった。




国「俺は、兄として認めてもらえていないのか・・・」


そういった顔は苦しそうに歪んでいた。






〜〜〜〜〜〜〜



『国光さんが悪いんだ!』

思い出して腹を立てるなまえ。



『はあ・・・でもこの状況どうしたら・・・』



きょろきょろとしてるととてつもなく大きな学校が見えた。



『うわ、大きい。』



校門が見えたためそこへ行き、校名を見る。


『氷帝学園?』



なんとなまえはかなりの距離を歩いたのだ。
しかしこの辺の地理に詳しくないため、本人は自分がどれだけ歩いたかなんて全く知らない。




『ほんとに大きい・・・』




ふと見ると植木のそばに人が倒れているのを見つけた。


『え!!』


あわててかけより体をゆする。



『大丈夫ですか!』



そして気づいた。



『な、なんだ。寝てるだけなのね・・・』

おもわず脱力。
したその瞬間だった。



ぐいっ!



『わわわ!』



ぎゅう〜


『にょ〜〜!!』


なんと眠っている人に抱きしめられた。



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