04/12の日記

16:39
long、long、goodbye
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「さようなら」
口から出たのはあまりにも情けない声だった。
悲しくなんかない、好きなんかじゃない、愛してなんかない。
「…ロシアさん、」
うるさい。早く行きなよ。キミなんか二度と見たくないから。声も聴きたくなんかないから。
「さようならリトアニア」
お願い。お願い。お願い。お願い。
早く行ってよ。僕はキミと違って忙しいんだから。
そんな顔で見ないで、早く早く出て行って。
「ごめんなさい、ロシアさん…俺は、俺」
喉にナイフが刺さったみたいに痛い。あれ、僕どうしちゃったの?悲しいの?痛いの?苦しいの?
「長い長いさようならですけど…また来ますから。俺ロシアさんが嫌いなワケじゃないです、お願いします…だから泣かないで下さい……」
なに…言ってるの?僕が泣くわけないじゃん。
ただ、ちょっと、間違えただけだよ、
「っく、…ふぇ」
違うの、違うの、
「ロシアさ…」
ごめんね、ごめんね
ごめんなさい。
僕はキミの愛し方が分からない。どうやって引き止めたらいいか分からない。だって僕にはその理由がないから。
なんでリトアニアが側にいなきゃダメなのか、なんでリトアニアが居なくなるのが悲しいのか、
「ひっ、く」
行かないで。
行かないで。
行かないで。
行かないでほしい。
行かないでって言ったら此処に居てくれる?
「さようなら…
ロシアさん」
それが永遠のようにも聞こえた。頭が真っ白になる。すると体が弾くように動いて、後ろからリトアニアを抱きしめた
「やだっ、りと、ぉねがぃ、やだぁ、やだっ」
壊れた人形のように何度も何度も繰り返した。
行かないで。
行かないで。
独りはイヤ。
「ロシアさん…、離して下さいっ…ごめんなさぃ」
リトアニアも泣いてる。
悲しい。苦しい。
愛しさ故にさらに涙が溢れ出す。
「ぼく、もっ…一緒に行く、だから、」
置いていかないで。
寒いの、悲しいの、冷たいの、痛いの、苦しいの、怖いの、
「…っ」
リトアニアは優しく手を引いてくれた。
いつだってキミは僕の先を歩いてるの、道を照らしてくれてるの、
「リト…、」
「…っく、ふ、」
「ありがと…」
「べつに、…こんな、」
お互い涙でぐちゃぐちゃな顔は見ないように歩く。
リトアニア、こんな事したら自分も危ないのに。
だけど僕は、リトアニアしかいの。
だからこの先が地獄だとしても
「ごめんね、」
「その、くらい覚悟して、ますから…っ」


優しいリトアニア
僕のリトアニア


「、愛してるよ…」








end




久しぶりが暗いような訳わかんでさーせん/(^o^)\
でもリトアニアは何があってもロシア。たとえ戦/争がかかろうが愛してるので守ります。

どんなだww

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