Long novel
□天空の使者〜第一章〜 出会い編
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「ツナ、パスいったぞ。」
「ぶっ」
べちゃっ。只今バスケの時間ボールがツナの顔に直撃した。
「またかよー」
「たのむぜ、ツナ!」
―――そして体育の時間終了後、
「お前のせいで負けたんだからなーっ」
「ごっ、ごめん」
(俺だけのせいじゃないだろうが)
「とゆーことでおそうじたのめる?おれ達貴重な放課後は遊びたいから」
「えっ」
(何が遊びたいからだ、俺は忙しいのに)
「んじゃ、頼んだぜーっ」
「ファイトだダメツナ!!」
「ちょっ、まってよ。」
クラスメート達はツナの事を馬鹿にしながら帰っていく
「テストは?」
「入学以来全部赤点」
「スポーツは?」
「ダメツナのいるチームはいつも負け」
クラスメートがいなくなってから、ツナの様子が変わった
「ハア、たくっ、ダメツナを演じるのもたいへんだ、やはり、人はダメな奴は馬鹿にし、自分より優秀な者は認めない。これだけは変わらないな。」
その時、ツナの頭に呼び掛ける声が響いてきた。
(ツナ、綱吉。クリスだ、どうやら、黄色のアルコバレーノリボーンが来たようだよ。)
(わかった、気を付ける。また、何かあったらまた、テレパシーを送ってくれ)
(了解、じゃあまた。)
(ああ、)
ツナは、少したのしそうに
「ふふ、きたんだ。さぁて、こんなことしてないで帰るか。はたしてリボーンは俺の本性に気付くかな?」
クスクスとツナは家へと向かった…。