Long novel

□天空の使者〜第一章〜 出会い編
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―ある日のイタリアボンゴレ本部

一人の老人が目の前にいる黒いスーツ姿の赤ん坊に穏やかに話しかけた。


「よく来てくれた、リボーン感謝するよ。」


すると、リボーンと呼ばれた赤ん坊は

「9代目、この俺をわざわざ呼び出した理由は何だ?」


9代目は真剣な顔になり、
「リボーン、実は君に日本にいる10代目候補のもとに家庭教師として行ってもらいたい。」


リボーンはいつものポーカーフェイスで

「最近、10代目候補が次々と死んでいるとはきいていたが。この前死んだ奴で最後だったはずだが?」


「確かに、表ではそうだが、実はもう一人いるんだよ、むしろ私はその子を継承者にしたいくらいだ。リボーンは家光が初代の家系だと知っているかな?」


「あぁ、門外顧問の家光だな、それがどうし…。まさか。」


9代目はまた穏やかな顔になり。

「そのまさかだよ。家光の息子、沢田綱吉くんだ。」

リボーンは少し驚いた顔をしながら

「まだ、そいつは中学生だったはずだが?」


「リボーン、綱吉君は将来きっと立派ボスになると、私の超直感がそう知らせるのだよ。それに潜在能力はかなりのものだ。」


それを聞いたリボーンは口の端をあげて、

「それは面白そうだな。いいだろう、その仕事を引き受けるぞ。」


「では、リボーン頼んだよ。」


そうして、一人の黒い赤ん坊はイタリアを飛び立ち、日本へとぶのだった。







―その頃日本では、一人の少年がこれからくるであろうことを考えいた。               
「ふふ、これからが大変だ、まさかリボーンがくるとは、この俺の演技力をみせてやる。」


そうして、それぞれの思いが交差するのであった。
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