Novel

□願うなら、ひとつ…
1ページ/6ページ


―あの日から、僕は冷たい水の中



―自由になれるのは、精神世界だけ…



―僕を倒したのは、弱く小さな少年だった



―でも、



―でも、本当の彼に会ったのはあの日から数日の日だった



―唯一、自由でいられる精神世界で彼とよく会うようになった



―この僕が、彼に特別な感情を持つようになったのに気付いたのは精神世界で彼と会ってちょうど十回目の時だ



―今の僕にはこんな願い無理だろうけど



―もし、願えるなら



―願うなら、ひとつ…



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ