パラレル

□苦手な姉の可愛い弟子
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もし綱吉がビアンキの妹分だったら…

獄×ツナ
女体化注意!



















「久しぶりね、隼人」


「げっ、姉貴!なんで日本にいんだよ!?」


住み慣れたイタリアを離れ、日本にやってきて数ヶ月。日本での生活が慣れてきたところだ。


獄寺は慣れてきた中学から帰り、自宅の玄関を開けるとそこにはイタリアで別れたはずの姉、ビアンキがいたのだ。

ビアンキにトラウマを持つ、獄寺を気遣ってかビアンキはゴーグルをかけている

「姉に対してその態度は酷いわよ、まあいいわ、早く上がりなさい」


「早くあがれって…ここはオレん家だぜ」


「つべこべ言わないで早く上がりなさい」


まだ内心姉に文句を言いつつも怒らせたときに振る舞われる姉の凶器が怖いので大人しく家にあがる。


「実は今日、隼人の所へ来たのは貴方に会わせたい人がいるからよ」


「オレに会わせたい奴だと?」


「ええ、ここに居るわ」


ビアンキに大人しく着いていくと、ビアンキはリビングのドアを開ける。


「あっ、はじめまして…」

ドアを開けてテーブルの前に座っていた少女に獄寺はきょとんとする。


「紹介するわ、彼女は沢田綱吉。私の可愛い妹分で愛しいリボーンの教え子、次期ボンゴレのボス候補よ」

「はっ?えっ、ボンゴレ十代目…?」


「ええ、ツナは貴方が将来守るべき人よ」


獄寺は心を落ち着かせながら目の前の少女をまじまじと見る。
ふわふわのハニーブラウンの肩まで伸びた髪に、ぷるんとした唇、目は大きくてどこか小動物ぽい雰囲気の少女で大人な雰囲気の姉とは真逆な少女だった。

そんな雰囲気の彼女に獄寺は何故か分からないが自分が守らなくてはという気持ちになる。


「とりあえず、座りなさい、隼人」


姉に促されるまま、獄寺は少女の向かい側に腰を下ろす。


「えっと、獄寺隼人さんですよね?オレは沢田綱吉で、よくビアンキから獄寺君の話を聞いてました」


「そっ、そうですか、十代目…」


「えっ、あの十代目って…」


「十代目は十代目です!どんな奴がボンゴレ十代目なのかと思いましたが、沢田さんならオレはついていきますよ」


獄寺が来日した理由は次期ボンゴレボスの右腕になる為で、リボーンによって先に日本に来ていたのだが、肝心の十代目に会えなかったのだ。
だが、獄寺は目の前の少女に何か秘めたものを感じ、彼女なら己を託せると思ったのだ。


「ふふ、さすが私の妹分ね。隼人がこんなに懐くなんて…」


昔から人と関わるのが苦手な弟が自分の可愛いがっている少女に心を開いているのがビアンキは本当に嬉しかったのだ。


「さて、私はリボーンを迎えに行くから、ツナは隼人と待ってなさい。隼人、ツナを任せたわよ」


そう、言ってビアンキはリボーンを迎えに玄関から出ていった


「あの…これからよろしくね、獄寺君」


「もちろんです、十代目。貴方はオレが守りますから」


この後、ビアンキに教わったと言う料理を獄寺に振る舞うのだが、それが姉に似ず、かなりの腕前でそれに内心獄寺は感動したのはまた別の話だった…。



〜END?〜


一目惚れだけど、無自覚獄寺

あんまり女体化関係ない… →おまけ
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