その他

□親は誰だ
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※ほぼすべて会話です










「忘れられた無辜の島…」


荒れ果てた島を見て、ルークがぽつりとつぶやいた。


「ルーク、お前……」


「な、何だよ」


「"無辜"なんて言葉よく知ってたなぁ!パパは嬉しいぞ!!」


「う、うるせぇな!だいたいパパって何だよ、パパって!?」


「何も分からなかったお前を育てたのは俺だぞ?なら俺がお前のパパでもいいだろ?」


「ちょっと待ってください、ガイ」


「ん?何か?ジェイドの旦那」


「ルークが生まれた理論を考え出したのはこの私。ならルークの父親はこの私とも言えるわけですよね」


「アンタは前に自分でそれを否定していただろ?」


「ルークもあの時から成長しましたからねぇ。いやぁ、さすが私の息子です」


「なにをぅ!?ルークは俺の息子だ!」


「私の息子です」


「おーい、2人とも…?」


「ダメね、聞こえてないわ」


「まったく。ガイもジェイドも何下らないことをおっしゃってらっしゃるのかしら」


「ホント〜。ルークは、」


『私たちの子供なのに(ですのに)!』


「お、おーい……。お前たちも間違ってるぞー」


「ルーク」


「イオン!お前は…」


「あなたは僕のお兄さんですよね」


「…………間違ってはない、かも」




<fin.>








あとがき

アビスやってたら唐突に思い浮かびました

無辜なんて言葉私も知りませんでした←

第七音素と一緒にいろいろ勉強してたようですね、ルークも

あといるはずのないイオン様がいますがスルーしてください←

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