お題小説
□『恋』で10のお題 Ver.1
3ページ/13ページ
−ハツコイノアジ−
「お前の初恋って誰?」
「初恋?何で。」
「いや、何となく。」
「・・・しいて言えば幼稚園の先生かな。」
「随分とマセガキだったんだな。」
「まーね。凄い綺麗だったんだよ」
「・・・ふ〜ん。」
「嫉妬はよくないよ、君。」
「ごめん、嫉妬した。」
「そんで?嫉妬深い君の初恋は誰?」
「俺の初恋はお前。」
「嘘こけ。」
「本当。」
「キスしていい?」
「ぁ・・・」返事も待たずに俺は軽くキスをする。
みるみる内に赤くなるコイツはとても可愛くて
ほんのりイチゴの味がした。
そういえばコイツと初めてキスも、イチゴの味がしたような。
ハツコイノアジってやつ?
「何すんだよ。」
「ちょっとハツコイノアジに浸ってみた」
「へ?」
「明日、一緒にイチゴ食いにいこーな」
ハツコイノアジ
いつでも堪能します。
−END−
これまたお題と違いますねー。
こんなん書きたかったわけじゃないんですけどねー、本当に。
イチゴ大好きです。