★妄想の釜:番外の碗
□E番外編の番外編2
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★第9回・『飼猫』に日織は無理があるんじゃないのか会議★
司会:三笠・仮・尉之
<会議室>
三「待て!『仮』とは何だ!?」
日「ああ、それは『探偵とは仮の姿……しかしてその正体は……』的な」
三「そうか。なら良し」
和「三笠さん、騙されないで……!」
日「で、何でこんな会議開いてんですかい?和さんが助手に昇格したんだから、飼猫は俺で良いでしょ」
三「俺もそう思ったんだが、一柳くんたってのお願いでな」
日「お願い!?和さんのお願い!!??」
和「そこで鼻血を流す、お前の思考回路が解らない」
三「哀れみの視線で静かなツッコミを入れるようになるとは、大人になったな一柳くん」
日「和さんのお願いといったら、上目遣いに頬を染め、恥じらい気味に言うものだからに決まってまさぁね。あー……俺もお願いされてみてぇ……」
和「……日織、もういっその事、僕以外の他人と付き合う方が手っ取り早いよ?」
三「的確な意見だな」
日「和さん、何を言うんです!?和さん以外の人間にンな事されても、全然萌えませんからね、俺は!」
和「…………………………………………………………………。精神的な苦痛から殺人を犯しても、正当防衛は認められるんでしょうか?三笠さん」
三「いざという時には、俺が証言してやる。だがここではやるなよ」
日「結論は、『日織は和さんが大好き』という事で……」
三「それは結論というより周知の事実だろう」
日「羞恥の事実!?和さんにそんな秘密が!?」
和「お前、自分に都合の良い部分しか聞いてないだろっっ!!??」
三「実は一柳くんは、(自主規制)を(自主規制)して(自主規制)するのが趣味なんだ」
和「三笠さん!騙された腹いせに騙し返さないで下さい!しかも僕をダシにして!!!!」
日「そ、そうだったんですかい……」
和「お前もあっさり信じるなーーーーっ!!」
三「という訳で、『一柳くんは(自主規制)をするのが大好き』が結論で」
和「良くありません!!」
日「三笠さん、そこは『和さんは日織に(自主規制)されるのが大好き』にした方が」
和「…………。…………。…………。三笠さん、良い結論を一つ思い付きましたよ」
日「……ヒッ!いきなり背筋が寒く……!!」
三「……な、何だ?一柳くん。笑顔ながらも、目が笑ってないぞ?」
和「――『和は日織を半殺しにするのが大好き』だぁぁーーーーっっ!!!!シ・ねぇぇっっ!!!!!!」
バキィッッ!!!!
日「はぐふぅっっ!!??」
会議終了★