★なんちゃって雨格子

□?月?日
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☆?月?日☆
<三笠宅>
★手紙じゃなくて本人★

ドンドン、ドンドン!

ガチャ。

三「新聞ならいらんぞ」

日「………………」

三「……日織じゃないか。新聞勧誘の仕事にくら替えしたのか?」

日「みーかーさーさーんー……」

三「何だ?用があるなら手紙を書けばいいのに、わざわざ来たという事は、そんなに俺の顔が見たかったのか」

日「むしろ見たくないから来たんです……!!これ何とかして下せぇよ!!」

三「ん?お前の携帯だな。警察から返って来たのか」

日「えーえー返って来ましたよ。そこで初めて知りましたよ、この待受写真をね!!」

三「これがどうした」

日「あんたがやったんでしょーがっっ!?何だってあんたの顔写真を待受に設定してんですかい!?」

三「お前が言ったんだろう。『イエイも撮影しとけ』って」

日「遺影です遺影!あんたのピース写真なんていりませんよ!!つか誰も覚えてないような台詞を伏線に使うんじゃねぇーーっっ!!!!」

三「クイズです。何ページの台詞だったでしょうか?当たったら、日織が褒めてくれます」

日「どこ見て言ってんだーーーー!!!!」

三「意外に上手く撮れたからな。とっておきの一枚だから有り難く貰っとけ」

日「あのね、警察から返される時、微妙な笑顔で渡された俺の気持ちも考えて下さいよ……!!」

三「すごいぞ日織。警察署で注目の的になるとはな……羨ましくはないが」

日「うーーーーがーーーーっっ!!!!!!」

三「で?結局何の用なんだ」

日「解らないんですかいっっ!?暗証番号教えて下さいよ!!待受写真変えたいんです!!!!」

三「そうか、新しい写真にしたいんだな?貸せ」

日「まったくもう」

三「はいマタタビ」

パシャ。

カチカチ……

三「ほれ。変えてやったぞ」

日「誰があんたの新しい写真にしたいっつったんですっっ!!??つかそれ写真撮るたび言ってんですかい!?」

三「まったく……我が儘な男だな。2ショットにしたいならしたいと早く」

日「したくありませんから……!!」

三「苛々は脱毛の元だぞ。これを食って落ち着け」

日「椎茸なんかいりません!!しかも戻してないカッサカサの干し椎茸じゃねぇかっっ!!??」

三「心の潤いで戻せばいいさ!な?」

日「全っ然上手くないですからね、それ!」

三「まあ落ち着けって。暗証教えてやるから、これに名前を書いて拇印を押せ」

日「?」

三「携帯の中身は個人情報が満載だからな。何かあったら俺の責任だと証明してやる」

日「……意外にまともな事言いますね……今更ですが。まあそーゆー事なら書きまさぁ」

カキカキ……ぺたん。

三「よし。じゃあ明日から来てもらうぞ」

日「……は?」

三「読まなかったのか?」

日「…………。『私・高遠日織は、三笠尉之が経営するラブリーニャンニャン探偵事務所にて、生涯助手Aとして尽くす事を誓います』……。……………………………………………………………」

三「住所はここだ」

日「……あ・ん・た・は・ね…………」

三「ちなみに俺の事はこれから『社長』と呼べよ」

日「誰が呼ぶかぁーーっっ!!助手なんかやりませんからね!!??しかもこんな恥ずかしい名前の事務所なんて!!!!」

三『こうして高遠日織は、三笠の元で助手Aとして働く事になったのであった……以下次号!』

日「ナレーションするんじゃねぇーー!!!!」

三『次回・気になるアイツは探偵さん?お楽しみに!』

日「何のCMだーー!?しかもライトノベルっぽいしっっ!!??」

三『それではEDテーマを』

日「歌うなーーーー!!!!うわぁぁーーーー最悪だああっっ!!!!」







★あなたの探偵ランクはSです!おめでとう!★

★アルバムに『三笠のイエイ』が追加されました!★

★おまけシナリオ『突撃!探偵さん!!』が追加されました!★





和「…………何なの、このゲーム…………」


☆おしまい☆

今度こそ、完!

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