★なんちゃって雨格子
□7月25日
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☆7月25日☆
<日織室>
★太陽に吠えられない★
日「うう……頭が……」
三「悪いのか?それは知ってるが」
日「痛いんですよ!!二日酔いでね!!ついでに言うと頭が悪いのはあんたですぜ!!??」
三「えらい言い様だな。それにあの程度で二日酔いか?お前それでも……」
日「?……それでも、何ですかい」
三「んんっ、げふ、ごほん、……もう少しで迎えが来る。ここが踏ん張り所だ、頑張ろう」
日「ちょいと三笠さん?何ですかい?何を言おうとしたんですかい?」
三「温室を見に行くかな。何か増えてるかもしれん」
日「何ですかい!?何て言いかけたんですかい!?ちょっとぉ!!!!」
三「どーせつまらん事だ。気にするな」
日「つまらない事だってのは解ってますがね!?はっきり言って下さいよっ!?余計気になるんですがね!!??」
三「そんなにツッコミを入れたいのか。病気だな」
日「ボケまくりのあんたに言われたかありませんぜ!!??」
三「温室に行って来る」
日「ちょっ……待ちやがれぇっっ!!!!」
<温室>
★増殖しました★
日「何を言いかけたんですかい!?教えて下さいよっっ!?」
三「しつこい男だな。ストーカー予備軍かお前は」
日「椎茸と猫に執着しまくりの、しつこさ断トツのあんたに言われたかありませんやね!!」
三「斧が増えてるな……。やはり床に接着されている」
日「くそ、流しやがった……。斧も欲しいんでしょ。ご愁傷様でさぁね」
三「何を言ってるんだお前は。この状況下で斧を欲しがる奴がいるか。真面目にやれ真面目に」
日「ええええ!?怒られたっっ!!??ってか不真面目ぶっちぎりのあんたが言いますか、それっ!!??」
三「今夜は誰が標的なんだ……?日織、調べとけ」
日「嫌です。人を助手扱いしないで下さいや」
三「助手扱いはしてないぞ。さしずめお前は役者Hだ」
日「端役!?」
三「ちなみに『H』は日織の『H』じゃないぞ。A、B、C……の『H』だ」
日「何で俺が1番最後なんですかい!!しかも斑井さんより後ろって!!!!」
三「ああ、そういえば井戸にも一人いたな。じゃあお前は役者Iだ」
日「俺が最後尾なのは確定なんですかい!?」
三「そんなに役者Iが嫌なら、助手Aにしてやらん事もない」
日「どっちにしろ端役じゃないですかい!!!!」
三「まずは聞き込みだな。行くぞ、助手A」
日「……俺が助手Aならあんたは何なんですかい……?」
三「三笠Aだ」
日「三笠は一人でしょーがっっ!?」