★なんちゃって雨格子
□7月23日
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☆7月23日☆
<椿室前>
★朝日が眩しくない★
椿「あー……朝だー……」
三「せっかく生き延びたのに、何だその不景気なツラは」
椿「お前のせいだろがっっ!!??」
三「何?お前が寝不足で疲れてて、ふらふらのでろでろのだるだるのげしょげしょなのは俺のせいだと言うのか?」
椿「確かに寝不足で疲れてて、ふらふらのでろでろのだるだるだけどな、決してげしょげしょじゃねー。てかげしょげしょって何だげしょげしょって」
三「平仮名ばかりで読みにくい。『』を活用しろ」
椿「その台詞そっくりそのまま返すぜコノヤローー!!!!てか誰なんだよっっ!!」
ガチャ。
日「あー……朝だー……おや?」
椿「!!……な、何で筋肉の部屋から出て来るんだ?まさか……っ」
日「いや違いますから!!俺はただ那須さんと一晩中……」
那「いやあ、良い汗かいたなー!気持ち良かったね、日織くん!!」
椿「…………………………………………………………………………………………………………………………………」
三「長すぎるぞ。『…(×49)』でまとめろ」
那「うん、行稼ぎだと思われちゃうよ?」
日「だから何で台詞の文字が見えるんですかい……ってちっがーう!!!!椿さん、誤解しないで下さいな!筋トレしただけですからね!?」
椿「……え?筋トレ?」
三「(小声)と言う名の共同作業だ」
椿「……うわあぁぁっっっ!!!!俺もう大人にはならねぇーーっっ!!!!ピーター・パンになるーーっっ!!!!」
日「あ、椿さ――」
バタン!!
ガチャッ!←鍵。
日「鍵まで!?」
三「一晩中筋トレしたのか。すごい体力だな」
那「いやー、さすがに眠いね!」
三「眠いだけか。疲れはしないのか。たいした奴だ」
日「……ちょいと、三笠さん……」
三「何だ。絶倫年上キラー」
日「言っても無駄でしょうけど、やめて下さいよ、それ!!!!どうするんですかい、椿さんにトラウマ植え付けちゃって!」
三「本人がピータンになりたいと決めたんだ。見守るのが俺達大人の仕事だ。いざという時しっかりと支えてやればいいさ……。石灰卵になる方法は知らんがな」
那「うん、そうだよね!」
日「いやいや、いやいやいやいや!!なんか違いますよ、それ!!なんかツッコミ所いっぱいですぜ!?しかもちょっと良い話にしないで下さいよ!!」
那「僕そろそろ寝るね!お休みー」
三「ああお休み。俺は温室を見に行く。お前も来い」
日「…………。嫌ですよ。何で俺が。お一人でどうぞ」
三「一緒に来てくれないと泣くぞ。そして『鬼畜の日織に無理矢理力ずくで色々された』と言いふらすぞ」
日「………………」