★なんちゃって雨格子
□7月22日
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☆7月22日☆
<日織室>
★日本の夜明け★
三「……朝か……」
日「結局朝まで睨み合い……我ながら馬鹿みたい……ううっ……」
三「頑張れ。負けるな。その内良い事がきっとある」
日「あんたに言われたかありやせん。しかも無表情で平淡に言いやがって、ムカつき度が倍増でさぁね」
三「スタッフが来るのは何時頃だ?」
日「流すのは俺の専売特許だってぇのに……クソ。……まだ時間はあると思いますぜ。書斎で本でも読んでたらどうですかい」
三「何がある?」
日「高遠延二郎作品がたくさんでさ」
三「何!?それを早く言え!知ってたら夕べから書斎にいたものを!!」
日「……頑張れ……負けるな……俺……」
<書斎>
★みかさ は ちず を てに いれた!★
三「ほー。部屋の名前が面白いな」
日「少し館の中を見て来ちゃどうです?」
三「俺を追い払って、朝っぱらから一人書斎で何するつもりだ?この欲求不満青年が」
日「何にもしやしませんよ!てかあんた、俺をそーゆー目で見ねぇで下さいよいい加減!!」
三「人は図星を指されると怒るらしいぞ」
日「発言自体に怒る要素がありまくりなんですよあんたの場合!!!!」
三「お前と話してると疲れる。館探検に行って来る」
日「ううう……天国のじーさん、俺にくじけない心をくだせぇ……」
<食堂>
★みーさんが発見★
三「ここは……食堂か。……ん?…………。…………」
ガチャ。
バタン。
…
…
ガチャ。
日「……なんですかい一体。いきなりついて来いだなんて」
三「これを見ろ」
日「…………。…………。…………。……し、死んでる……!!??」
三「これで生きてたらかなり凄いと思うぞ」
日「感想の持ち所が違うでしょ!!一体誰が……」
三「とりあえず、他の奴らを呼んで来い」
日「なんで俺が。あんたが行きゃいいでしょ」
三「俺を追っ払って、死体の前で何をするつもりだ?この変態欲求不満仮面が」
日「解りましたよ!行きますよ!!行かさせて頂きますよ!!!!」
三「がなるな。五月蝿い」
日「ううう……泣きたい……」