BROTHERS CONFLICT

□君と過ごす今日と言う日
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――という訳で、全く参考にならなかった。

悩みに悩んで…結局わたしは琉生さんに直接尋ねることにした。


すると――


「じゃあ…一日ずっとちぃちゃんを好きにさせて…?」


「え…す、好きに…?」


わたしの脳内に、要さんや風斗くんの言葉が浮かぶ。
途端に、ぼっと顔が赤くなった。

「ちぃちゃん…顔、赤い…どうしたの?」

「あっ、いえっ、あの…なんでもないですっ!」


慌てて手をバタバタと振る。

琉生さんは少し不思議そうな表情を浮かべたけど、すぐにまたほわっと笑った。




そして、心臓をバクバクさせながら、結局なんの準備も出来なかったわたしが迎えた琉生さんのお誕生日の今日。


むしろ、『わたしがお誕生日ですかコレ』な状態になっているのです。
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