拍手御礼用<白>

□ひとの定義<神田>
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「猿から生まれたら猿だろ?なら人間から生まれたら人間で良いだろ。
 どんなに“ひと”の形をしていなくたって腹から出てきたらそいつにとっては“我が子”に変わりない。
 奇形だろうとなんだろうと人間の親が“自分のこども”だと認めれば、それは“人間のこども”だ」

「…“自分のこども”のように可愛がってる人も?」

「…“腹から出てくる”が第一条件だがな」

「…なんかズルイ」

「るせえ…」


「じゃあどこまでが“ひと”?」

いつから人なのかは理解した。
では人はいつまで“ひと”なのだろう。



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