TOS(+ラタトスク)
□Thank you to you.
2ページ/5ページ
「こ、コレットちゃ〜ん?俺様HP赤くなってるんですけど」
「ご、ごめ〜ん」
声の高さとは裏腹にコレットはぎろりとゼロスを睨み付けていた。もちろんジーニアスに見えない角度で。
何事も無かったかの様に一行は朝食をとるため席に座った。
「げ…」
「どうしたのロイド?」
「ジーニアス!ごめんっ食べてくれっ」
ヒソヒソ声でロイドはジーニアスの皿に赤いブツを乗せる。
「も〜。しょうがないなあ」
「へへっ!ありがとなジーニアス」
そのやりとりを横目でじーっと見ていたゼロスが口を挟む。
「ロイドくーん。ズルはよくないっしょ。ちゃんと食べないと。」
「ゼロスもね」
さりげなくさらにいれようとしたゼロスにジーニアスはぴしゃりと言う。
「へへっ!ありがとなジーニアス」
ゼロスがわざとらしくロイドを真似て言う。
「なんだよゼロス」
ロイドがむすっとして言う。
「べっつに〜。」
「ジーニアス…モテモテですね」
プレセアがぽつりという。
「え!?そ、そんな事ないよ」
「いんや。罪な男だねぇ」
「うむ。」
「しいなにリーガルまで…何言うのさっ」