TOS(+ラタトスク)

□もうひとつの花
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必死に講義しながら悲痛な叫びをあげているロイドを無視し、リフィルは連行していった。

「あ〜あ…全くロイドは…」
ジーニアスはため息をつく。

「ていうか、ロイドくん算数なのかよ!?数学じゃなくて??俺様かなり驚きなんですけど」

「そだよ〜。それに、算数でロイドより点数低い人、ず〜っといなかったんだよ!すごいよね〜」

「コレット、それ尊敬するとこじゃあないよ…」

しいなが呆れて言うが、コレットはそうかな?と首を傾げる。

「あの調子じゃ、今日丸1日使ってやっとだね」

ジーニアスが遠い目でホテルを見上げ、その他数名も遠い目で呆れる。

「ロイドさん…ちょっと可哀想です」

「いいんだよ!あれくらいの事ないとロイドはやらないんだから。いい機会さ、ほっときな」

同情するプレセアにしいなは笑顔でそう言う。

「はぁん…という事は、ロイドくんは戦闘不可能!って事かぁ」

「?ゼロスくん、レベルあげにでもいくのですか?」

ポツリというゼロスの言葉にプレセアが尋ねる。

「あ〜、そんなんじゃないんだけどな〜!まぁ、似たようなもん?」

はあ、とプレセアはハテナマークで答える。

「がきんちょ〜!ちょっち、俺様と付き合えよ。アルタミラ回りは俺様にお任せあれ、だからよ」
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