TOS(+ラタトスク)
□君と僕。
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「ねぇ、ロイド」
「ん、何だ?」
「ふふっ。何でもなーい♪」
「なんだよそれ」
「呼んでみただけ〜」
にっこり笑うジーニアス。ロイドは少し照れたようにぽりぽりと頭をかく。
「変なジーニアス。あ、ジーニアス、町が見えてきたぜ」
「ほんとだ!早くいこっロイド!!」
「あ、ああ」
ジーニアスはロイドの手を引き走り出した。
「着いたー!!結構遠かったな〜」
「うん。でも見て!すごく綺麗な町」
目の前には自然に囲まれ、噴水広場や建物は豪華ではないが趣のあるもので、綺麗な町並みであった。
「ほんとだなぁ!…こんなに花や木がおいしげってる町、初めてだ」
「うん」
ロイドとジーニアスはエクスフィアの回収の旅に出ていた。そして、立ち寄っていない町にも足を運ぶようになった。
そして今来ているのがその町。
「よし、じゃあ宿をとるかぁ。きっと宿もうまいもん食べれそうだな」