TOS(+ラタトスク)

□もうひとつの花
1ページ/12ページ

「それでは、私はジョルジュに会ってくる。本当にすまないが一晩かかりそうだ。その間気晴らししていてくれ」

そういうとリーガルは会社の方へ向かっていった。

リーガルは何やら会社のことで色々しなくてはいけない事があるらしく、一行はアルタミラに来ていた。

「リーガルも大変だねぇ…あたしたちと旅しながら、会長の仕事もきっちりやらなきゃいけないんだ」

「本当ね。彼の努力をロイドに少しはわかってもらいたいわね。」

しんみり言うしいなにリフィルは同意し、ロイドをちら、と見て言う。

「な、なんで俺なんだよ、先生!俺なんかいっつも努力してるぜ。剣の鍛錬とか!」

「ロイド…忘れたとはいわせないわよ。算数の宿題、今日までですからね。」

「えぇ!?せっかく遊ぼうと思ったのに…。先生!今日だけは…勘弁してくれ〜」

「駄目です」

リフィルはきっぱりと言い放ち、ホテルにロイドの耳をつかんでひっぱっていく。

「ロイド!あなたもリーガルのように成功するためには勉強しなくてはいけなくてよ!剣以外はほとんどめんどくさががってやらないのだから。少しは彼を見習いなさい!」

「俺、あんなでかい会社つくる気ないしっ!別の道ぬ進むって……いたい、いだだだだだ!!!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ