永遠ノ人形
□6 もうひとつの事件
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四人を呼び出したのは、平社海と空の父親、平社大地（ひらこそ だいち）だった。
職業は警察。
きっとまた事件の依頼をしに来たのだろう。
「仕方ないだろぉ！？俺だって忙しいんだよ」
大地が、駄々を捏ねた子供みたいに口を尖らせて言う。
「じゃぁ平社さん、早く要件を言ってさっさと職場に戻ったらどうです？私と朔夜は別の事件で忙しいんです。大体にして、如何して私達で事件を解決しようとするんですか？」
優香が面倒くさそうに言った。
「優香ちゃん酷いな。美人さんなのに、その性格は勿体無いよ」
「お父さん、話しがずれてるよ」
海が話しの線をもとに戻す。
「おぉ、そうだったな」
そして話し始めた。