永遠ノ人形
□3 予感
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朔夜は朝4時に起きて、机の所に行くと、椅子に座り、勉強を開始した。
数学の因数分解を解いていたら、窓から朝日がこぼれてきた。
朔夜は教科書を鞄に詰めて、運動着に着替える。
身支度ができた後、家を出てランニングを始めた。
夏だけど、朝のこの涼しさが好きだ。
15分程走ると、家からだいたい4、5km位離れた所まで来ていた。
近くにある自動販売機で、スポーツドリンクを買った。
朔夜はここの自動販売機にはよくお世話になっている。
飲もうとした時、何処からか視線を感じた。
だが、辺りを見回したものの、黒い車が一台通った他、周りには誰もいなかった。
「・・・・・・・・・・・・・」
そして勘違いかと思い、ランニングを再開した。