永遠ノ人形

□3 予感
4ページ/16ページ


朔夜は朝4時に起きて、机の所に行くと、椅子に座り、勉強を開始した。





数学の因数分解を解いていたら、窓から朝日がこぼれてきた。

朔夜は教科書を鞄に詰めて、運動着に着替える。




身支度ができた後、家を出てランニングを始めた。

夏だけど、朝のこの涼しさが好きだ。



15分程走ると、家からだいたい4、5km位離れた所まで来ていた。

近くにある自動販売機で、スポーツドリンクを買った。

朔夜はここの自動販売機にはよくお世話になっている。



飲もうとした時、何処からか視線を感じた。

だが、辺りを見回したものの、黒い車が一台通った他、周りには誰もいなかった。





「・・・・・・・・・・・・・」





そして勘違いかと思い、ランニングを再開した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]