永遠ノ人形

□1 序章
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その後、赤ん坊の親戚のなかで、赤ん坊を誰の家で引き取るかの話し合いが行われた。

だが、誰も子供を引き取ろうとはしなかった。

何故なら、あの事件があったのは、赤ん坊の一歳の誕生日の日だった。

偶然にしては怪しすぎる。

だから、その子供が呪われていると思ったのだ。

子供は、親戚の中でも忌み嫌われる存在だった。



子供の母親と猪狩真樹と言う男が、大学の頃の友人であり従兄弟だったので、赤ん坊は真樹の家で引き取られることになった。



その家族は、父の真樹、母、赤ん坊と同い年の女の子の三人の家族だった。
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