短編

□ラーメン脳
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※日向家姉妹夢主設定



「ラーメン食べたい」
「ゲロ?ラーメン、でありますか?」
「そう、ラーメン。今とっても、ラーメンが食べたい!!」
「晩御飯食べたでありましょう。もうお腹減ったんでありますか」
「うん、こんだけ運動してりゃね!」
「ゲームの中の話でありますよね?」
「私も敵をばさばさ気持ちよく斬って強くなってお金貰える人生やりたい」
「そうでありますなー」
「とにかくラーメンが食べたい。インスタントではない、屋台やお店のラーメンが食べたい!」
「今何時だと思ってるんでありますかー」
「何時でも構わない!」
「日にちも越えようというときに…もう寝ようかと思う時間でありますよー」
「でもラーメンが食べたい。ラーメンラーメンラーメンラーメ〜〜〜〜〜ン↑↑↑」
「もー!こんな夜中に食べたら太るでありますよ!!」
「うわ禁句!!太るとか言えば女子が引き下がると思って!最低か!?」
「日頃体重計乗るたびに絶叫してるくせに!!」
「とにかくラーメンが食べたいよ!一緒に食べにいこーよケロロー。あの地球人化スーツ使ってさー」
「我輩はいいや。そんなにラーメン食べたくないであります」
「ごくぶと!」
「ゲロ?!」
「ノリの悪さ極太だわ!じゃあ556でも誘おうかな。二つ返事どころか食い気味でオッケーしてくれそう」
「ちょっとまって我輩差し置いて、556と行くの!?なら我輩も行くであります!」
「ん?556が行くからケロロも行くの?」
「じゃなくて!556と一緒に行くくらいなら我輩と一緒に行こってこと!」
「どっちでもいいや!40秒で支度しな、ラーメンが伸びちゃうぞ!!」
「んもー、毎度ながら強引でありますなぁ」
「ゴーイングマイウェイでありすま!」
「夜中のテンションだし…日向家の皆を起こさぬよう静かに行くでありますよ?」
「らっじゃ」



「はっふはっふ!うま!ずぞぞ!んふー♪」
「幸せそうでありますなぁ。満足でありますか?」
「まんふぉく!ごくん!美味しいね!ケロロ!」
「そ、そうでありますな…そんなに喜ぶとは。しかし、美味いであります!」
「この濃厚かつ後味すっきりなスープ、中太ちぢれ麺、肩ロースチャーシューの油が溶け込み、からみあい…はううん幸せぇええずぞぞ!」
「止まらないでありまふ!」



「いやぁ、食べたなぁ。お腹いっぱい♪」
「替え玉までしてたでありますもんな…」
「美味しかったんだもん」
「確かに。じゃ、夜食にラーメンという大罪を忘れて帰って寝るでありますよ」
「はぁい」



「こら!夜中に二人でどこへ行ってたの!」
「ひぇ!マ、ママ殿!どどどどどこにも行ってないでありますよ!」
「起きてたのママ!?」
「さっき帰ってきたのよ。ラーメン屋さんで二人が楽しくしてるのを見かけた後にね!」
「見られてたでありますか!?」
「声かけてくれたらいいのに!」
「店先で怒るわけにもいかないでしょ?」
「そりゃ、そうでありますな…」
「ごめんなさぁい」
「いいのよ。ラーメンって、たまに本当に食べたくなるものね。今回は許してあげる」
「かたじけないであります!」
「その代わり、今度は私も連れてってね?」
「ママもラーメン好きだもんね!オッケーイ!」
「了解であります!」
「さ、早く寝ちゃいなさい。歯磨きもちゃんとするのよ?」
「「おやすみなさい!」」
「おやすみ♪」





END.

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