Short story
□Your eyes.
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忍足が、2人が出て行ったドアを見て深い溜息を吐いた。
「ホンマ、姫さんには敵わへんわ…」
何処か自嘲する様な忍足に、回りのレギュラー陣が顔を見合わせる。
「ま、リョーマが幸せならそれで構わへん。」
「忍足…下剋上だ」
「イヤ、無理やろ…」
日吉の彼なりの気遣いに、忍足が失笑した。
もう良いんょ…
2人の関係を壊してまで欲しいとは思わん。
「じゃあさ、もうえっちゃんにアタックするのはヤメルの?」
珍しく今日のジローは目が冴えてると思う。
「そりゃ止めはせんけどな♪」
「何だ、それじゃ諦めてねぇじゃんかょッ!!」
しつけぇ奴だな!!と向日が小突くがシカトを決め込む。
「…んじゃよ、今日も行くか?」
「ぇ?宍戸さん何処に行くんですか?」
「忍足の失恋祝いってヤツだよ」
楽しげに言う宍戸に、成る程と納得する鳳。
「自分らホンマ良い性格してるわ…」
忍足は不機嫌そうに言うが、回りが嬉しそうな表情をしているのは、きっと上手く気持ちを隠せていないせいだろう。
「なら早く行こうぜッ!!俺、他のヤツら帰して来る!!」
向日がはしゃいで部屋を出て行く。
「俺まだ行く言うてへんやんか…」
「おっしー、今日は何時間でも付き合うよ〜」
どんどん話が進んで行くのに、忍足は軽く息を吐く。
「しょうがないやっちゃなぁ〜」
と呟いた声と共に浮かんだ笑みは誰にも見えない様に隠して…
end……………
とにかく氷帝メンバーを全員出したかったと言うコトで…纏まり無くてごめんなさい。
今思えば樺地1回も喋ってないなぁ〜
景吾もあんま喋って無い。
ゆーしがメインになり過ぎて、跡リョって感じが余りしないですけど、これは跡リョです。
全体的に、キャラを崩し過ぎてすみません。
2008.3.8.