番外編台本

□茨姫パロディ グループ2
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[101]夏海「・・・おい」

[102]キア「あぁ、それもそうだな。じゃあキリよく30段にするか」

[103]夏海「(被って)材料確認してからやるんだな」

[104]キア「大丈夫大丈夫!ちゃんとあ(る)…よし!3段にする!」

se:魔法


[105]瀬柚「ところで、僕は何をしたらいいんだ?」

[106]夏海「掃除」

[107]瀬柚「な・僕が掃除だと!?」

[108]夏海「他に何が出来んだ?」

[109]瀬柚「さあモップ達、家中鏡のようになるまで磨くのだー!あっはっはっはっはー!」

[110]夏海「俺もやっちまわねえとな。…おいお前ら、この本の通りに作れ」

se:魔法

BGMフェードアウト

{魔の山(マレフィセントの住んでいるところ)}

se:雷
BGM:ハーモニカ等の魔女や鬱蒼とした森を連想させるゆっくり目の音楽


[111]春斗「おいお前ら!」

[112]男A「あ?なんすか?」

[113]春斗「16年も経っているのにまだオーロラ姫は見つからないのか!?」

[114]男A「あんたそんなに会いたいの?」

[115]春斗「当たり前だろ!なぁ、マレフィセント!」

[116]凪「別にどうでもいいんだけど」

[117]春斗「え!?なにソレ!!だって、オーロラ姫が糸車に指を刺すところ見届けたいんだろ!?」

[118]凪「この16年間でそんなこと言った事あった?」

[119]春斗「・・・ない」

[120]凪「だいたいさ、僕が何をしたって、結局王子様が助けちゃうんでしょ?僕もう悪役ヤダ」

[121]春斗「凪お前ふざけんなよ!このままじゃいつまで経ってもオーロラ姫に会えないじゃん!」

[122]凪「はーい今劇の最中でーす。僕は魔女のマレフィセントでーす」

[123]春斗「(ムカッ)」

[124]凪「会いたいんなら自分で探したら良いじゃん。ねぇ?君もそう思うよね」

[125]男B「マレフィセント様に一票!」

[126]男A「俺も〜」

[127]凪「レイバンは僕らと違って空を飛ぶための羽があるんだからさ。案外空から見たら簡単に見つかるかもよ?」

[128]春斗「それもそうかも…よし!待ってろよ!愛しの姫!!」

se:羽ばたく
{レイバン、自力でオーロラ姫を探しに行く}


[129]凪「ねーねー、大富豪しようよ!」

[130]男B「俺、トランプ持ってますよ!」

[131]男A「あ、じゃあ俺、もう1人誘ってくるわ」

[132]男B「おう!」

se:足音去る
BGMフェードアウト

{森の中の小さな家付近}
se:羽ばたく


[133]春斗「ノリで飛び出しては見たものの、16年も探して見つからなかった人を今更探そうなんて、無理な話だよなー…」

se:水バシャーン

[134]瀬柚(遠くから)「ぁあ!ローズのドレスが!!」

[135]春斗「なんだ?こんな森の中に住んでる奴がいるのか…?」

{森の中の小さな家}
BGM:ほがらかな感じ


[136]キア「あーあ、やっちまったな」

[137]夏海「俺より先にドレスの心配か…?」

[138]キア「濡れ鼠(笑いを堪えて)」

[139]瀬柚「仕方ないだろう!床につまづいたんだから。入れ替えた水だったんだからまだマシだろう?」

[140]夏海「そういう問題じゃねぇ!」

{夏海、カラのバケツをつかんで外へ}

se:バケツつかむ
se:足音去る


[141]瀬柚「とかいいながら汲みに行くんだな」

[142]キア「どうだかねぇ・・・」

se:足音


[143]瀬柚「なんだかんだ言ってもお前」

{夏海、瀬柚の頭にバケツの水かぶせる}
se:水バシャーン
se:バケツ投げる
se:水滴る


[144]瀬柚「・・・へぇ?随分子供染みたするんだな?」

[145]夏海「まぁな」

[146]瀬柚「僕には悪気は無かったんだが?」

[147]夏海「そうか」

[148]瀬柚「今のお前には悪気あったよな?」

[149]夏海「ない」

[150]瀬柚「嘘つけっ!」
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