番外編台本
□茨姫パロディ グループ2
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[51]司「さーてと。(se:寝転ぶ)夜まで寝るか!」
BGMフェードアウト
[52]姫嘉「こうしてブライア・ローズとフィリップ王子は出会いました。フィリップ王子の言う許婚、それがオーロラ姫だったのです。生まれたばかりのオーロラ姫の姿しか知らなかったフィリップ王子は、ローズが自分の許婚であることに気付くことはなく、今夜婚約のお披露目パーティーがあることを知っていながら、ローズと会う約束をしました。一方、森の奥の小さな家では、妖精たちがローズの誕生日を祝うべくしたくを…」
[53]瀬柚「痛った!僕の絹肌に針を刺すなんてどういう神経をしてるんだ!」
BGM:ゆっくり過ぎない日常的な曲
[54]夏海「あぁ悪いな。てっきりフェルトの置き忘れかと」
[55]瀬柚「な・なんだと!!イタッ」
[56]夏海「お前が暴れるからだろう。痛い思いをしたくないなら大人しくしろ」
[57]キア「くっくっく…」
[58]瀬柚「何笑ってんだよ?」
[59]キア「わりぃわりぃ、お前がパッションピンクのドレスを着る日が来るなんて、夢にも思わなかったからさ」
[60]瀬柚「僕だって好きで着てるんじゃない」
[61]夏海「安心しろ。これを着るのはローズでお前じゃない」
[62]瀬柚「今着てるのは僕だ」
[63]夏海「そうかそんなに脱がせて欲しかったのか?気付かなくて悪かったな?」
[64]キア「ストップ。おとぎ話でそういう行為は禁止!」
[65]瀬柚「よし!今日は僕の美肌とローズの誕生日を祝う日にしよう!」
[66]キア「俺の話聞いてる?つーかローズの誕生日しか祝わねぇからな!」
[67]瀬柚「固いこと言うなって^^」
[68]夏海「おいフォーナ、そろそろケーキ支えに戻った方が良いんじゃないか?」
[69]キア「え?・・・ぁああ!俺の力作“天まで届け!32段重ねケーキ”が!!!」
se:足音(ばたばた)
[70]瀬柚「…なぁ」
[71]夏海「何だ?」
[72]瀬柚「これは無いんじゃないか?さすがに…」
[73]夏海「どこがだ?」
[74]瀬柚「いや、確かにドレスなんだけどさ、スリット深すぎないか?」
[75]夏海「そんなもんだろ」
[76]瀬柚「胸元も開きすぎだと思うんだけど」
[77]夏海「普通だろ」
[78]瀬柚「どう考えても普通じゃないだろ!」
[79]夏海「悪いな。お前がモデルだとどうも清楚なイメージがわかないんだ」
se:ゆっくり足音
[80]キア「ケーキ倒れた…」
[81]瀬柚「20段目辺りから斜めってたんだ。あそこまで積み上がったのが奇跡だろう?」
[82]キア「俺の力作が…」(ガックリ
[83]瀬柚「…なぁ、魔法でやり直したほうがいいんじゃないか?ケーキもドレスも」
[84]夏海「ドレスもか?」
[85]瀬柚「僕がモデルだと色気に酔って眩暈がするんだろ?」
[86]夏海「んなこと言ってねぇ」
[87]瀬柚「僕が取ってくるから!窓とか閉めて待ってろよ!」
se:足音走り去る
BGM:フェードアウト
se:足音
se:カーテン閉める
se:窓閉める
[88]キア「…それ、マヂでローズに着せる気だったのか?」
[89]夏海「そんなわけないだろ。それ以前に着てくれるとは思えん」
[90]キア「あはは…だよな」
[91]夏海「お前こそ、本気でアレをローズに渡すつもりだったのか?」
[92]キア「冷めた目で見られるのがオチだろ。普通のケーキ渡すつもりだったから安心しろ」
se:足音走りよってくる
[93]瀬柚「ほら見ろ!昔のままだ!」
[94]キア「サビたりしないもんなんだな」
[95]夏海「鉄で出来てるわけではないからな」
[96]瀬柚「それじゃあ、ミュージック…スタート!」
BGM:ノリのいい曲
[97]キア「じゃあいくぜぇ…?丸秘レシピ!“ローズもビックリ50段重ねケーーーキ”!!」
se:魔法
[98]瀬柚「お前、何考えてるんだ!」
[99]夏海「50段は流石に無理だろう」
[100]瀬柚「天井につくだろ!」