番外編台本

□茨姫パロディ グループ2
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※注意※
この物語は『茨姫』もとい『眠れるの森の美女』をベースとした物語ですが、世界1僕ら風にアレンジされていますのであらかじめご了承下さい。


-台詞数-

※()は物語中のキャラ名

波月蓮:4
愛染姫嘉(ナレーター):8
長渡瀬柚(メリーウェザー):47
千崎夏海(フローラ):40
獅之森司(フィリップ王子):26
相葉煌:4
椎葉充(オーロラ姫/ブライア・ローズ):33
佐藤春斗(レイバン/鴉):29
千崎鮎兎:2
沙座凪(マレフィセント):13
キア・ライルニッケ(フォーナ):36
水ヶ谷涙:2
玖琉須雅:1
男A:4
男B:3


合計:252(251/2人同時発言の台詞1.)

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BGM:ゆったりした癒し系


[1]姫嘉「ヨーロッパのある国で、待ちに待った女の子が誕生しました。その女の子は国の王様の子供なので、お姫様になりました。お姫様の名は、ローマ神話の女神オウロラの名にちなんで、オーロラと名付けられ(ました)…」

BGM、切


[2]凪「(遮って)ちょぉおっとまったぁああ!!」

[3]瀬柚「おい!宴の最中に突然現れて叫ぶな!」

[4]キア「耳が…耳が…(ガクガク)」

[5]凪「この下り、さっきもやったんだからいらなくない?」

[6]瀬柚「バカなこというな。こっちを先に聞いてる人には何がなんだか分からないだろう」

[7]凪「また呪いとか使うの嫌なんだもん!」

[8]夏海「ストーリー上どうしようもないな」

[9]姫嘉「ストップ!これじゃ先に進めないじゃない!呪いの後のシーンからでいいから話戻して!」

[10]凪「やったー!」

[11]瀬柚「りょーかいりょーかい。…(気を取り直して)(BGM:幻想的)オーロラ姫、あなたを死なせたりはしない…!もし、糸車の針に指を刺すようなことになっても、ほんの少し眠るだけ。美男子、そう、この僕の口付けで…」

se:叩く
{夏海、瀬柚を叩く}
BGM:切


[12]夏海「勝手に台詞を変えるな」

BGM:日常的


[13]瀬柚「ぃってー!お前、力加減って言葉を知らないのか!?帽子が飛んでいったじゃないか!」

[14]春斗「かーかー」

[15]キア「マレフィセントと一緒に居たカラスじゃねぇか!何だお前、おいて行かれたのか?」

[16]春斗「違う違う。首根っこ捕まれて苦しかったから逃げてきた」

[17]キア「マジかよ…。うわ、首赤くなってる」

[18]春斗「あいつ、俺をなんだと思ってんだよ…(凹)」

[19]夏海「哀れだな」

[20]春斗「でもそんなことはいいんだ!オーロラ姫〜♪やっぱ可愛いな〜へへへ、ファーストちゅーは俺が頂く…」

se:ビンタ


[21]充「気持ち悪いよ、さっさと消えて」

[22]春斗「はい゛、ずみ゛ま゛ぜん゛でした」(泣)

BGMフェードアウト


[23]姫嘉「マレフィセントの呪いを恐れた国王は、宴の後、国中の糸車を燃やしました。それでもオーロラ姫の身を案じた妖精たちは、森の奥の小さな家でひっそりと育ててはどうかと国王と女王に提案し、その後16年間、オーロラ姫を農家の娘ブライア・ローズとして育てたのです。」

{森の中、ローズの周りにはフクロウや兎、リスなどの小動物がいて、つまらなそうに散歩をしている。}

se:鳥のさえずり、羽ばたく音
se:草を掻き分ける
BGM:足音


[24]充「なんで毎日草かき分けて食べ物探しにこなきゃなんないんだよ。フローラおばさんもメリーウェザーおばさんもフォーナおばさんも、毎日好き勝手なことばっかりしてるし。これじゃまるでシンデレラじゃないか」

se:ふくろう


[25]充「君もそう思うだろう?あの家じゃ本も読めないよ」

BGM切
se:座る

{ローズ、座り込んで読書を始める}

se:本のページをめくる
se:ふくろう


[26]充「歌?そんなもの興味ないよ」

[27]司「だよなー。こういう物語の歌ってロマンティック過ぎてむず痒くね?」

se:動物たちのざわめき
BGM:ゆったり系


[28]充「あんた誰」

[29]司「俺?王子様^^」

[30]充「こんな森の中で何やってんの」

[31]司「んー…花嫁探し?」

{フィリップ王子、ローズの隣に座る}
se:座る


[32]充「ふーん(興味無さ気)」

[33]司「王子って言ってもさ、結構暇なんだよな。子供ん時はあれこれ習わされたけど、この歳になれば全部出来るようになってるし。やらなきゃいけないこと、なんてねぇんだよ(笑)」

[34]充「へー。じゃあ嫁探しが唯一の使命ってわけ?」

[35]司「…ってわけでもないんだよな。一応許婚がいるし」

[36]充「あんたの許婚はさぞかし大変な思いをするんだろうね」

[37]司「そんなことさせねって。大事にするよ、俺は」(夏季に向けて言っているように)

[38]充「確かにあんた、尻にしかれるタイプだよね」

[39]司「あ、あはは…確かに…」

se:鳥のさえずり
se:風


[40]充「あんた、今日うちにこない?」

[41]司「デートのお誘いか?」

[42]充「違うよ。暇なんでしょ?」

[43]司「まぁな(苦笑)」

[44]充「森の奥の小さな家に住んでるんだ。もうすぐ16年になる。何もないところだけど、あの家に退屈したことはない」

[45]司「何かあるから退屈しないんじゃねーの?」

[46]充「何もないよ。僕を育ててくれたおばさんが3人一緒に住んでるんだ。それだけ」

[47]司「じゃあその人達があんたの毎日を楽しくしてるんだ?」

[48]充「楽しくは無い」

{ローズ立ち上がる}
se:草の擦れる音
se:服を払う


[49]司「なんだソレ(微笑)」

[50]充「(意味深な笑み)来れば分かるよ」


{ローズ、去る}
se:足音去る
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