番外編台本

□茨姫パロディ グループ1
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[251]鮎兎「ローズ!」

se:ドア勢いよく開ける

[252]煌「ローズ!何で一人にしちゃんたんだろう・・・!」

[253]姫嘉「とにかく追いかけなきゃ!」

[254]煌「でもどうやって!?」

[255]鮎兎「道がないなら作ればいい」


se:魔法

[256]鮎兎「行こう」

[257]姫嘉「うん!」

[258]煌「うん!」

※[257][258]同時


〈マレフィセント、ローズ、どこか棟の最上階につく〉
se:足音(ハイヒール)

[259]凪「その針に触ってごらん?」

[260]雅「・・・」

[261]鮎兎「ローズ!」(遠くから)

[262]姫嘉「絶対に何も触らないで!」(遠くから)

[263]雅「・・・」(戸惑う)

[264]凪「大丈夫、触ってごらん?触るんだよ。」


〈ローズ、糸車の針に触る〉
se:魔法

[265]姫嘉「ローズ!…!!(息を呑む)」

[266]煌「マレフィセント!」

[267]凪「やーい、愚か者めー!この僕から逃げられると思ってたの〜?」

[268]鮎兎「ローズをどこへやった」(すごむ)

[269]凪「(一瞬ひるむ)あ・あぁ、お姫様ね?この子の事?」


se:マントずらす

[270][271][272]鮎兎&姫嘉&煌「!!」

[273]凪「あはははは!これで王子様は僕のものだ!あっはっはっは!」


se:足音

[274]涙「オーロラ姫!」

[275]煌「ぇえっ!?」

[276]凪「な・なんでフィリップ王子がここに・・・」

[277]涙「なんて酷い事を…貴方がやったの?」

[278]凪「え・う・あ・その…」

[279]姫嘉「フィリップ王子、なぜここが分かったんですか?」

[280]涙「部屋に行ったら誰も居なくて、暖炉に穴が開いてたからもしかしたらって思って」

[281]鮎兎「なぜ控え室に?顔合わせまでまだ時間があるでしょう?」

[282]涙「お父様からオーロラ姫の写真を見せて頂いたんです」


se:写真見せる

[283]姫嘉「今のローズの写真じゃない!なぜこんなものを…」

[284]涙「探偵を雇ってオーロラ姫の居場所を探って隠し撮りしたんですって。あきれちゃったけど、でもそのおかげで森で出会った女の子がオーロラ姫だって分かったの。感極まって迎えにきたら誰も居ないから、ビックリしちゃった」

[285]凪「王子・・・その・・・」

[286]涙「今オーロラ姫を目覚めさせてくれたらこれ以上怒らないから、ね?」

[287]凪「で・出来ないんだ・・・」

[288]涙「え?」

[289]煌「どういうこと?」

[290]凪「だ・だって、針に指を刺したら死ぬって、16年前に言っちゃったから…」

[291]姫嘉「それなら問題ないわ!あの後に私が眠るだけになるように魔法をかけたの。愛する人からのキスで目覚めるようになってるから大丈夫・・・」

[292]凪「ぇええええ!?どういうことなの!?涙が…じゃなくて王子がオーロラ姫にキスするの!?ヤダヤダそんなのダメだよー!!」

[293]煌「自業自得(にっこり)」


se:石が頭にぶつかるような音

[294]凪「でも・・・」

[295]涙「よかったぁ・・・それで目が覚めるなら一安心だね」

[296]凪「あぁ―――!!」

[297]涙「(キス)」

[298]凪「ぅあぁ・・・」


se:倒れる
〈フィリップ王子、オーロラ姫にキス。マレフィセント、気絶〉

BGM:閉めっぽい曲

[299]瀬柚「こうして、オーロラ姫とフィリップ王子は幸せに暮らしましたとさ。」


BGM切

〈舞台裏〉

[300]凪「あーっ!もうっ納得できない!僕がオーロラ姫やりたかった!」


BGM:トーク的な雰囲気のゆったり音楽フェードイン
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