番外編台本

□茨姫パロディ グループ1
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[101]男A「はい!」

[102]凪「隅から隅までちゃんと探したんだろうな!?」

[103]男B「はい!海も、山も、町も、赤ん坊の居そうな場所は全て!」

[104]凪「赤ん坊…?クスッ…あはは・・・あはははは!君、随分と面白いことを言うね!あははははははは!」

[105][106]男A&B「あ・あはははははは!!」

[107]凪「ふざけんな!」

[108][109]男A&B「ヒィッ!」

[110]凪「この愚か者が!」


se:ピシャーン(雷)

[111][112]男A&B「ギャーーーー!」

[113]凪「どいつもコイツも使えない奴ばっかりだ!」

[114]蓮「あなたの嫉妬に長年振り回されている彼らが不憫です」

[115]凪「だってだってだって!涙が!・・・じゃなくて、王子が僕以外の奴と恋に落ちるなんて考えられないんだもん!」

[116]蓮「そんなにオーロラ姫が憎いなら」

[117]凪「(遮って)憎くなんてないよ!」

[118]蓮「あら、そうなんですか?」

[119]凪「僕、そんなにオーロラ姫に冷たくしたかなぁ・・・」

[120]蓮「それはもう」

[121]凪「そんなことない!フィリップ王子は渡さないんだからー!」

[122]蓮「そんなに言うなら、ご自分で何とかなさい」

[123]凪「(半泣で)レ・レイバン〜…オーロラ姫探して来て…」

[124]蓮「言っておきますが、私は手を貸しませんよ」

[125]凪「探してくれるだけでいいから!それ以上は言わないから!だから、ね?」

[126]蓮「分かりました。でも、これっきりですからね」


se:羽ばたき去る

[127]凪「わぁーい!レイバン、大好き〜!」


{森の奥の小屋、フローラとメリーウェザーがドレスの色で揉めている}

[128]姫嘉「ローズには絶対青のドレスが似合うんだから!」


se:魔法を使う音

[129]鮎兎「いいや、ピンクだ。綺麗なブロンドの髪、赤い唇、ときたら引き立てるのはピンクのドレスだろう」


se:魔法を使う音
BGM:せわしない感じ

[130]姫嘉「青!青ったら青なの!」


se:魔法を使う音

[131]鮎兎「ピンクだ」


se:魔法使う音(連続)

[132]煌「(鼻歌)ならいっそ緑にしたら?」(料理しながら)

[133]姫嘉「絶対嫌」

[134]鮎兎「それはない」

※[133][134]は同時

[135]煌「カッチーン!緑だっていい色だよ!そんな言い方ないんじゃない?」

[136]鮎兎「緑色のドレスは…」

[137]姫嘉「ねぇ・・・?」

[138]煌「あったまきた!絶対緑なんだから!!」


se:魔法を使う音

[139]姫嘉「青よ!」


se:魔法を使う音

[140]煌「み・ど・り・なの!」


se:魔法を使う音

[141]鮎兎「ピンク」


se:魔法を使う音(繰り返し)

[142]姫嘉「男なんだから、こういうときは女の子の意見を尊重しなさいよ!」


se:魔法を使う音

[143]鮎兎「こういう時だからこそ、男の視線から見て決めるべきだろう」


se:魔法を使う音

[144]煌「どっちでもいいけど緑色なの!」


se:魔法を使う音(繰り返し)
BGM、音量少し下げる

{外、空を飛んできたレイバンが、魔法の光を見つける}

[145]蓮「あんなに魔法を使ったら、いくらマレフィセントでも気付いてしまうわ」


BGM、音量戻す

[146]姫嘉「んもぉ〜っ!譲りなさい…よ!」


se:魔法を使う音
se:ドアをゆっくりノック

[147]煌「大変!誰か来たみたい!ローズだったらどうしよう…」

[148]鮎兎「とにかく一時休戦だ」

[149]姫嘉「分かったわよ!・・・(小声で)ブルーになれ」


se:魔法を使う音
se:小走り
se:ドア開ける

[150]煌「どちらさ…あれ?」
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