番外編台本

□ある日の長渡家
6ページ/8ページ

[61]舞加「やだっ!聞いた〜!夏海君、お嫁さんにしてくれるって!」

[62]瀬柚「母さん、僕男だよ?100歩譲って男同士ってことは別にして、千崎だけは絶対に嫌だ」

[63]舞加「どうしてそんなこと言うの〜?夏海君、母さんのために林檎箱で持ってきてくれたのよ〜?」

[64]瀬柚「それが本音だろ!」

[65]舞加「そんなことないわよ〜?ね、夏海君?」

[66]瀬柚「だいたい、なんであんな重いもん持ってうろうろしてたんだ!」

[67]夏海「知り合いが送ってきたんだが、誰も食べないからな。舞加さんが林檎好きだと聞いてたから、もらってもらえないかと思ったんだ」

[68]瀬柚「な・ん・で・お前が知ってるんだ!」

[69]舞加「もうっ!そんなこといいじゃない!瀬柚、林檎むいて〜っ!」

[70]瀬柚「はいはい」

[71]舞加「瀬柚〜^^」

[72]瀬柚「ウサギの形にすればいいんだろ?(微笑みながら)」

se:足音
{瀬柚、台所へいく}
{舞加、さっきまでの無邪気さから、母親の顔になる}

[73]舞加「・・・夏海君」

[74]夏海「なんですか?」

[75]舞加「あの子をお嫁さんにしてもいいって、本気で思ってる…?」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ