番外編台本
□夢か現実か
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[16]圭介『なぜ…なぜだ…!?なぜ俺の隣で裸の千崎夏海が寝ているんだ!?…ま・まさか…』
{以下、回想}
BGM:妖しい感じの曲
[17]夏海「圭介さっ…もっと…」
[18]圭介「随分欲張りだな。本当は長渡にこうされたいんじゃないのか?」
[19]夏海「ふざけん、な!アイツに手ェ出したら…ただじゃ済まさね…っからっな…!」
[20]圭介「あの子に君がそこまで入れ込んでいたなんて、知らなかったよ。でも…鳴いて、よがって、縋りつく様は、さぞかし綺麗なんだろうね…」
[21]夏海「(上の台詞に被せて)んなことしやがったら…ぶっ殺す!っっあ!?」
BGMフェードアウト
{回想終了}
[22]圭介『なんてことが…』
[23]蓮「あるわけがないでしょう」
[24]圭介「…蓮。他人の部屋に入る時はノックするのが常識じゃないか?」
[25]蓮「貴方が起きるより前にドアをノックし、扉を開けたのとほぼ同時に貴方が起きただけの事でしょう。今まで私の存在に気付かないほど何を考えていたのかと思えば…」
[26]圭介「人の思考を読むな」
[27]蓮「まったく、貴方ともあろう人が昨夜の出来事すら覚えていないなんて…まあ、あれだけ酔っていたのですから仕方ないでしょうけど」
[28]圭介「俺が酔っただと?」
[29]蓮「えぇ。それはもう酷い酔い方でしたよ。園長が録画しているでしょうから、後で見せてもらったらどうですか?」
[30]圭介「あの人、相変わらず抜け目ないな。でも、見るのは遠慮しておきます。自分のそんな姿、見たくないですから」