血塗書斎


□なまえのないかいぶつ
1ページ/4ページ





むかしむかしあるところに、なまえのないかいぶつがいました


かいぶつはなまえがほしくてほしくてしかたありませんでした


そこでかいぶつはたびにでて、なまえをさがすことにしました


でもせかいはひろいので、かいぶつは2つにわかれてたびにでました



1ぴきはひがしへ、
もう1ぴきはにしへ



ひがしへいったかいぶつは、むらをみつけました


むらのいりぐちにはかじやがいました


『かじやのおじさん、ぼくにあなたのなまえをください』


『なまえなんてあげられるものか』


『なまえをくれたらおれいにおじさんのなかにはいって、ちからをつよくしてあげるよ』


『ほんとうか、ちからがつよくなるなら、なまえをあげよう』



かいぶつはかじやのなかにはいっていきました



かいぶつはかじやのオットーになりました


かじやのオットーはむらいちばんのちからもち




でもあるひ





next
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ