血塗書斎
□なまえのないかいぶつ
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むかしむかしあるところに、なまえのないかいぶつがいました
かいぶつはなまえがほしくてほしくてしかたありませんでした
そこでかいぶつはたびにでて、なまえをさがすことにしました
でもせかいはひろいので、かいぶつは2つにわかれてたびにでました
1ぴきはひがしへ、
もう1ぴきはにしへ
ひがしへいったかいぶつは、むらをみつけました
むらのいりぐちにはかじやがいました
『かじやのおじさん、ぼくにあなたのなまえをください』
『なまえなんてあげられるものか』
『なまえをくれたらおれいにおじさんのなかにはいって、ちからをつよくしてあげるよ』
『ほんとうか、ちからがつよくなるなら、なまえをあげよう』
かいぶつはかじやのなかにはいっていきました
かいぶつはかじやのオットーになりました
かじやのオットーはむらいちばんのちからもち
でもあるひ
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