コミック
□君と一緒にハロウィンを
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やっと今日のこの日が来た…!
今日は待ちに待ったハロウィンだ
一日だけ何をしても許される日が来たッ!!
『君と一緒にハロウィンを』
自分の部屋でお祭りを成功させる為にもこれから色々準備の仕上げをしておかなくては!!とこれからのお祭り騒ぎに浮き立つ気分から寝巻きから私服へと着替え終えたジョーカーは鏡に映った自分を惚れ惚れと眺めた。
(今日も紫のタキシードに緑のリボンが良く似合うぜ!この色男ッ)
「おはよーvプリンちゃーんご飯できたよーv」
自分だけの世界にズカズカと乗り込んで来たノック無しの突然の訪問者、可愛らしいフリルのエプロンを纏った道化師の格好をしている女性にジョーカーはガクッと肩を落とした。
「そのあだ名だけは止めろと言ったろ!ハーレイッ!」
それは嫌いだって前にも言った筈だ!と気分を台無しにされたのから肩を怒らせ、詰め寄るジョーカーにハーレイは…
「何で?可愛いじゃない?あ、ねぇねぇ…その呼び名が嫌なら他にも候補があるんだけと聞いてみる?」
全く気にも留めない様子で目を丸くしながら上目遣いに視線を交わすハーレイに
「ほぉー何だ?言ってみろ」
ジョーカーは少々肩を落とし質問をした。その時誰もが予想したであろうか?ハーレイの開いた口から出てきたのはあまりにも意外な答えだった。
「パンダちゃん」
無邪気な笑顔で応えたその答えにジョーカーは自分の耳を疑った。
「はぁッ?!」
「白い顔に黒い斑模様でパンダちゃんそっくりでいいでしょ?」
と口が塞がらないジョーカーにハーレイはにっこりと微笑んだ。
「ねっ、パンダちゃん早くご飯食べよッv」
「頼むからそれも止めてくれ…」
呼ばれる度に眩暈を起こしそうで頭痛がして来たジョーカーにハーレイは駄目かあと溜息をついた。
続きます(笑)