03/05の日記

18:31
君に続く道
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歩き続けて来た





延々と続く海岸線は、果てなんてないんじゃないかと思うくらい切れ目がない。



寄せては引いていく波に裸足を突っ込めば、晩夏の名残か、まだ気持ち良い冷たさだ。

きっともう少しすれば、刺すような冷たさへとなって行くのだろう。



遠い波間に、漂うクラゲを見つけた。



いや、クラゲらしきもの、だろうか。

半透明に海の色に溶けるそれは、もしかしたらただのビニール袋かもしれない。




パシャン




波が勢いよく足を叩いてきた。


膝下までめくっていたジーンズの裾が少し濡れてしまった。




行け




まるで、そう言っているかのようなその波に、歩みを早める。




遠く、彼方の海岸


一つの人影が見えた。





パシャン





タイミングよくまた波が足を叩く。




その波に押されるように、走る。



どこまでも続くと思っていた海岸に終わりが見えた。



沈み始めた太陽が世界を橙色に染めていく。



俺は走った。



砂や波に足を取られて、転びそうになったけれど、そんなのどうだっていい。



走って、走って、近づいて。





視界を滲ませるこの涙はきっと



太陽が目に染みるからだ



きっと、それだけだから




だから、笑って言うんだ





『見つけた』って。





−−−−−−

んふふ〜(怪しい)


わけわかりませんよね←

というわけで、状況説明。
一応、これは浜泉です。
視点は泉視点です。浜泉離ればなれ設定ですね。

浜田が実家(九州)に帰ってて、泉が会いに来る。みたいな。
んー。いうなれば、卒業後?

読み直すといろいろと有り得ないことになっていますが(笑)、まぁ雰囲気で読んで下さればいいかと思います。

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