銀魂
□俺が見詰めるだけで
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目の前に彼氏彼女が2人きり。
土方さんと旦那が2人きりで歩いてやがる。
―――なんでィ、いつも俺には市内巡察をサボるなって言うくせに、土方さんは副長だからって彼女と仕事間に会っていていいのかィ。
だったら尚更副長の座を狙わないとねィ。
………土方さんはいつも俺の物を横から取って行きやがる。
近藤さんだって、姉上だって、権力だって……旦那だって。
きっと土方さんは俺が旦那の事好きだって気付いていたんでさァ。
それを知りながら自分の物にして行く。
俺にお零れってのはないのかねィ。
ま、でも今回は土方さんには負けやせん。
旦那は俺の物でさァ。
絶対お前から奪ってやる土方。
見てろよコノヤロィ。
―――…俺はもう、あんたの知ってる沖田総悟じゃないですぜィ。自分の欲しいものは力ずくで手に入れる。
思い知らせてやりまさァ。
そして旦那は俺と居た方が泣かないで済みますぜィ。
土方想うより、俺を想ってくれ。
土方の物になるより、俺の物になってくれ。
さぁ、どうやって貴方を手に入れよう。
俺が見詰めるだけで
(旦那が手に入ったらどんなにか)(貴方のためならこの両手を汚す覚悟)
Fin