Long
□ホットミルク
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「はひー。やっと終わった゛・・・」
只今時刻は午後10時。
やっとのことで全てのガンダムの調整が終わったのだ。
まぁ、途中ロックオンにご飯貰ったり、
イアンさんとガンダムについて語ったり、
刹那とリンゴ食べたり、ティエリアに嫌味言われたり・・・・
そんなこんなだったけど、すっごく楽しかったな!
そして今はこうしてソファでゆっくりと寛いでるわけで。
「お疲れ様。大丈夫?」
ドアが開いたかと思えば、アレルヤが。
手には白いマグカップが2つ握られていて、1つを私に差し出した。中身はホットミルクだったけど。
「ん、ありがと。これぐらい平気だよ!」
前は3日間寝ないで作ってたりとかしてたもんなぁ・・・、なんて思い出だすと今日はまだまだましなほうだと思う。
それに初めて見るものばっかで楽しかったし。
「無理だけはしないでね。」
ちょっと苦笑いしながら微笑むアレルヤ。
そのちょっと下がる眉毛は、なんか子犬みたいって思う・・・。
「心配してくれてありがとう。」
ホットミルクを飲むと甘い砂糖の味と恐らく入ってる蜂蜜の程よい甘さ。
さらにその温かさに、次第に目蓋が重くなってくる。
ふわぁっ・・・
堪えきれなくなって出てきた欠伸に、眠気は一層強まった。
も・・・、むり。
そう思ったが最後、だんだんと意識は遠のいていった。
その日見た夢はホットミルクのお風呂に浸かってるガンダムとあたしだった。
(もちろん幸せだったよ!)
ホットミルク
(どうしよう・・・動けないんだけどな)
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