Long

□彼女×ガンダム
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連れて行かれたのは崖のようなところだった。
崖の向こうには眩しいくらい青々とした空が広がってる。



「これが、ガンダムだ」

おじさん(イアンさんって言うらしい)が手に持っていたリモコンを操作すると現れたそれ。
白と青を基調にしたガンダムはどうやら、姿を消せるらしい。




「す、すごーい!!!」


まあ、そんな素晴らしいものを見せられて落ち着いていられるはずもなく、颯爽と飛びついた。
全長はざっと17〜8mってところで、装飾されている武器やこの機体からして接近戦タイプ。
パイロットがまだ慣れきってないのか、はたまたそういう使い方なのか機体には結構傷が付いていた。



「おじさん、この設計図ってありますか!!?」

「おじっ!!?・・・・ああ、それならここに」


おじさんから貰った設計図を見てみると思ったより難しくはなさそう。
それに、GN粒子や太陽炉っていうのもあったけど役割はちゃんと分かった。

うん、これなら・・・・



「わかりました!!もう、大丈夫です」

設計図をおじさんに差し出すと、なぜか受け取ってもらえなかった。
というより聴いてないみたいだった。

え、なにかしちゃったかな?
いろいろいじっちゃいけなかった?(やってないけど!!)



「わ、わかったって・・・全部か?」

返答無しのおじさんに代わって茶髪のお兄さん。
こっちも信じられないって顔をしていた。



「はい、だいたいですけど。・・・材料があるなら作れますよ?」

「す、すごいな」

「僕も信じられないよ」

「、何かの間違いだ!」


ちょ、紫の美人さん!!間違いなんて酷いでしょ!!
それにそんなに凄くないって・・・・



「これで文句無いでしょう!!」



モニターの女の人がなぜか勝ち誇った笑みをしていた。
っていうか、いいなーガンダム。
早く解体したいんだけど!!





彼女×ガンダム
(俺のエクシア・・・)
(や、大丈夫だから刹那!!!)








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