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□理想論だとわかっていても
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生徒会長で、成績優秀
テニスでは全国区の文武両道
容姿端麗、先生からの人望も厚く完璧


「すごいね・・・国光って」

「ん、そうか?」

「そうだよ(笑」



どんどん遠くなってしまう
あたしは置いてけぼりのまま。

小さいころから一緒にいたあたし達
でも、いつの間にか国光は凄くなっていった。
そして・・・・一緒にいる時間はだんだん少なくなっていく

スタートラインは同じなのに、知らない間に置いてけぼり
身長だって変わらなかったのに今では見上げなければいけないし。



国光が頑張っているのは知っている
勉強だってしっかりやっているし、
テニスだって人一倍努力してるから。

だから国光の努力が認められるのは嬉しい



・・・・・・・はずなのに。


遠ざかっていくディスタンス
我侭なわたしの気持ち






理想論だとわかっていても
(君の隣にいたいの)









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