short

□右手は君と繋ぐため
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「しゅーすけぇー!!vV」

くるっと後ろを振り返って手を振るとカメラのシャッター音が聞こえた


もちろんレンズはあたしのほうを向いている。


「いきなり撮るのはなしだって///」


今の絶対変な顔してた!!


今日は受験勉強の息抜きで2人で公園に来た
頭がいい周助とは違ってバカなあたしは周助に勉強を見てもらっている


だって同じ高校行きたいし。




「クスッ ごめんね。あんまり可愛い顔してたから」

反論すればなんとも恥ずかしいことをさらっと言う


「ば・・・バカじゃないのっ////」

可愛くない憎まれ口
恥ずかしいとつい出てしまう。
あたしの悪い癖;;

「うん、バカかもね」

そう言って周助はあたしの手を握った
いきなりどうしたんだろ・・・

あたしの頭には疑問符ばかりが浮かんだ


「どうしたの?急に」

「なんでもないよ。ただ・・・あったかいなと思って」

確かに、周助と繋いでいる左手は温かかった


「周助って右利きだよね?
 カメラ左でいいの?」

ベンチで座っているとちょっとした疑問が出てきた
だってどう見たって周助のカメラは高そうだし


「いいんだ、別に。


 だって・・・





右手は君と繋ぐため
(な!!恥ずかしいじゃん///)
(やっぱり可愛いね)










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