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□その一言で涙は止まる
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また、人を殺した。
たくさんの人間が死んだ。

全てあたしのせい。




「ア、レル・・ヤ」


どうして、どうして、どうして、どうして、どうして。

ガンダムだから直接的にとは言えないけれど、覚えてる。
引き金を引くあの感触、剣を振るうあの感じ。



こわいよ。

みんながあたしを狙ってる。
早く、早く死んでしまえって思ってる。
そして地獄に落ちてしまえ、と。

みんなが、銃口を構える。
剣を向ける。
拳を握る。

みんなが叫ぶ。
「人殺し!!」「死んでしまえ!!」「殺してやる!!」「あの人を帰せ!!」
子供も、男の人も、女の人も、おじいちゃんも、おばあちゃんも。
みんなで叫ぶ。



「たす、けて・・・。」



助けて。

叫んだって、叫んだって助けなんか来ないのに。
みんな、あたしのこと死んじゃえって思ってるから。



「大丈夫だよ」



本当に?
本当にそう思ってるの?
あたしは居てもいいの?
生きてていいの?



「誰もそんなこと思ってないから」

「僕が助けに来るよ」

「本当だよ。だから、泣かないで」




その一言で涙は止まる
(ああ、もう何も怖くない)
(だって貴方がいるから)












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