no genre novel
□僕を支えるもの
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だるいって言葉が宙を飛び交っているようだ。ベッドの上で、私は目を瞑った。
せっかく受かった高校を、たった半年で転校することになった。
訴えもむなしく、ひとり暮らしなんか許されなかった。一人娘に過保護な両親に、首を絞められている。そんな風に思うのだ。
だったら、絞殺される前に逃げ出せばいいじゃないか。
閃いてから行動に出るまで、時間はかからなかった。
クラスメートに、兄弟で上京してきた人がいる。あまり話したことはないけど、携帯の連絡先は知っていた。