ブック

□バジリスク〜第四章〜
6ページ/8ページ





「んなっ!」




『ミッフィーちゃんったら真っ赤になっちゃって、かーわい♪』































「……スイマセンデシタ……」


「分かればよろしい…」




あのあと、《自己規制》を蹴り上げられ軽く瀕死になったスピリットは、今正座をさせられていて深々と頭を下げている。





…でもはっきり言って
嫌じゃなかった…
とても安心して温かかった



あんなに嫌な気持ちだったのに今では、なんか笑えてくる(笑)











「……ありがとう……」


誰にも聞こえないように呟いたが彼には聞こえたようだ。彼が歩を止める。




『どーいたしまして♪』
満面の笑みをこちらに向けながら、スピリットが言葉を口にした。



…年相応な感じで可愛い。

そして彼は気付いていたのだろうか?
ミッフィーを励ましてくれようとしてあんなこと言ったんだろうか?










『ん〜♪じゃあ仕事でもしょうか?ミッフィーちゃん♪』

「そうですね。さっさと片付けましょう」


『終わったらマリ〇カートだね♪ちなみにミッフィーちゃん、ク〇パだから!』



「むむむ無理ですょ!それじゃ勝てる勝負も負けます!

スピリットさんのキ〇ピヨ譲ってください!!」

『ダーメ。キ〇ピヨとダンテだけは俺の物だから♪



「ダンテさんも?!」


『ん♪ダンテは俺のこれだ・か・ら♪』
ぴんと小指を立てるスピリットさん。



「まじっすか」


『そーだよ。だからもう、あんなことやこんなことやそんなこともしちゃってるんだか『ありえないから!』
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ