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□バジリスク〜第四章〜
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彼には何か、人に知られたくない過去でもあるのだろうか…
スピリットには人一倍他人との境界線を感じる。
いつも笑っているが、貼付けられたような…もとい、人を遠ざける為のようなのだ……。




『どうしたの?ミッフィーちゃん?悶々と考え込んちゃって……………生理?』


前言撤回。只の嫌な奴でした。

コソッ『スピリット。女性に対してなんてこと聞くんだ』

コソッ『聞いちゃマズかったの?思ったこと言っただけじゃん』

コソッ『思うだけなら良いんだ。それを口に出すことがいけなかったんだ』

コソッ『マジでか。だってそんなことでミッフィーちゃん傷付きそうに見えないもん。いかにもアホそうだもん』
「…おぃ。全部聞こえてんぞ。綿ぼこり班長』

『酷くない?とうとう生き物ですらなくなったよ』

『ミッフィー…』

「この乙女全開のビューチフリャーな顔の何処がアホづらなんですか」

『仮にも、俺が上司ってこと忘れてない?』

「うぐっ!」















『……ミッフィーちゃん初給料半額ね
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