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□バジリスク〜第二章〜
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暗い暗い牢獄で拘束服を着せられ口までも頑丈そうな轡で自由を奪われており、両手脚には、何十`もある枷が付けられていた…



その時のダンテの

悲しそうな瞳…
助けを求める瞳…


そして俺を恐れる瞳…


俺は内心研究の被験者にも関わらず、感情があり表情があるダンテを気味悪がりつつ、彼女の轡と枷をはずし、その白く細い手をとった。

轡をとった彼女は、美しく傷ついた表情をしていて、内心少し戸惑った。

―「きっと人間の女なら惚れてたな」

とか思いつつ。
彼女に自分を信用させるため。もしくは凶暴な猛獣を手なずけるためにダンテに優しい言葉をかけた。


「もう大丈夫。君を此処から出してあげる、君は今日から俺の部下(パートナー)だ異論は、ないね?」

優しく微笑みかけながらダンテに問た。
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