SS

□GS1
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「ねぇねぇ姫条」

「お、美奈子!なんやなんや?ひょっとしてデートのお誘い……」

「あのね、葉月がね」

「……葉月?」

「うん葉月がね」

「…………。」

「例のあの子と廊下で話してて」

「おお、あの子と葉月、結構お似合いやもんな!っちゅーか激しくナイスカップルやと思うわ!」

「そう?ああまあそれはいいとして、その話っていうのが修学旅行の話でね」

「ああそう言えばもうすぐやもんな、修学旅行。楽しみやんなぁ〜……な、なぁ、もし良かったら自由行動一緒に……」

「そう、葉月ってば自由行動で大文字焼きを見たかったんだってさ!」

「……また葉月かい。」

「そんで『大文字焼きはお盆の送り火だから、やってないよ』って聞いて、すっごい感心してたんだよ。」

「……へぇ」

「葉月って意外に天然なんだねぇ。CO2削減の協定に『京都議定書』って通称ついてんのに、年がら年中、山燃やしてたらヒンシュクじゃんねぇ?」

「そりゃそうやろけど、いま重要なんは……」

「つか大文字焼きっていうか、正確には五山の送り火だよね。大文字と左大文字と妙法、船形、鳥居形……」

「文字の種類やのうて、誰とどんな青春の一ページを刻むかやろ!もちろんオレは美奈子と一緒に……!」

「でも葉月、『炎の文字が浮かび上がるんだ……』なんて大げさないい方してたけど、文字って言っても『大』とかだよ?

 妙法は字面良いし鳥居は意外に迫力あって好きだけど、『大』とかそんなに感動するかなぁ?」

「……って美奈子、人の話聞いてんのかい!?」

「え?うん聞いてる聞いてる。ってゆうか、姫条こそ聞いてる?」

「アホ。オレが美奈子の話を聞き逃すわけないやん。」

「そうだよね?某有名除虫アイテムのCMで『金の鳥』って燃えてた方が感動したよね!」

「……全然聞いてへんやん。ええもんスネたるもん。第一あんなんCGちゃうか?」

「もー、姫条は夢がないなぁ」

「夢がないんはジブンやろ!さっき伝統行事をけちょんけちょんに言うとったくせによう言うわ!つか聞いてんのかい!」






「あ、じゃあ姫条くんたちにナビ頼もうか?あの二人、京都詳しいみたいだし」

「……姫条……は、無理。」

「え?どうして?」

「あいつらのペースの付き合ってたら、倒れそうだ。」

「あはは!確かにあの勢いは、珪には無理かも?」

「おまえもだろ。」

「うん。じゃあ、のんびり回ろうね」

「ああ。……二人で、な。」






「そりゃ、わたしが姫条の話を聞き逃すわけないじゃん。」

「……っ、んじゃ、返事は?」

「もちろんいーよ、二人で自由行動。楽しみだね!」

「そ、そやな!(アカン、可愛いすぎる!)」

「いっぱい一緒に居られるといいね?」

「おう!(アカン、幸せすぎる……!!)」




「あ、姫条から誘って欲しくて振ったんだよ?修学旅行話。」

「そりゃ光栄の極み(コイツやっぱ小悪魔、むしろ萌え!!)」










燃えろ青春!


『ときメモGSタイピング』葉月ネタです






 

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