BLACK★STAR

□微熱
2ページ/8ページ


―――寮一号館:食堂

戦闘を終えた戦士たちが仲良く食卓を囲み晩御飯を食べている。
マリオのギャグでみんなが笑ったり、カービィのがっつきがおもしろかったり、ピクミンたちが食卓の上を走り回ったり。まるで給食の様なムードに心が和む。
いつもどおりの雰囲気だったがいつもより早くみんなが席を立つ。理由はこう。
明日からの対戦は二人一組でのチーム戦。
みんなそれぞれ作戦を練っているのだろう。
私も早々と食事を済ませチームメイトと作戦会議をしようと相手を探したが食堂にはいない。
しょうもないのでまだ晩御飯を食べてる彼に尋ねてみた。

『ねぇフォックス、ウルフを見てないかしら?』すると彼はあっさり答えた
「アイツは普段からみんなとご飯たべないから自室にいると思うよ」
『あらそう。ありがとね…っくちゅん』
可愛いくしゃみをしてしまった。
「…サムス花粉症?」『そうなのよ。こんな時期なのに変よね。』
全く変な時期だ。春真っ盛りでもないのに。私はフォックスに再び例を言うと彼に会うために寮の二号館へ向かった。


―――二号館
タンクトップに胆パン、コーラを持って廊下を歩く。
二号館はイベントで仲間になった人たちを向かい入れるために増築されたため、あまり人気がない。
部屋もたくさんあるのでみんな好きな部屋に入ってい…

―――プギャアアア!
どこからか可愛らしいが怖い悲鳴とリズミカルな軋みが聞こえてきた。
あっちはガノンの部屋だ。プリンとの作戦会議が盛り上がっているのかしら?
私も早く話し合わなきゃと急ぎ足で階段を上り最上階の角部屋までたどりついた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ